■狭心症、心筋梗塞など

心臓の表面には冠動脈があり、人間の活動の土台となる筋肉まで血流が送られています。その冠動脈が狭くなり、筋肉の血流が不足していることを虚血といい、虚血がきっかけとなる心臓の病気が、狭心症や心筋梗塞です。

カテーテル治療で血流を良くすることができます。

■下肢静脈瘤

足の表面の静脈を流れる血液が逆流して静脈が膨れ、見た目の悪さやだるさ、浮腫みを引き起こす病気です。

カテーテルを使った治療で治すことができます。

■下肢閉塞性動脈硬化症

足の動脈が詰まり足が腐る病気です。血管内治療(カテーテル治療)や外科的治療(バイパス手術)を行います。

■深部静脈血栓症

脚や下腹部の静脈に血栓(血の塊)ができる病気です。血栓が肺や心臓に到達すると命に関わります。
治療は主に血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を使います。

■大動脈瘤、大動脈解離

大動脈瘤は、大動脈がこぶのように大きく膨らんだ状態です。大動脈瘤ができても症状はほぼありませんが、破裂すると命に関わります。一方で、大動脈が裂けて薄くなることを大動脈解離といいます。突然発症し、猛烈な痛みを伴います。

大動脈瘤の治療では、主に大動脈を人工血管に交換する手術が行われ、時には、負担が少ないステントグラフトといわれる金属の骨格付きの人工血管を用いた血管内治療を選択する場合もあります。

■大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など

心臓の中には、「右心房・右心室・左心房・左心室」という4つの部屋があり、その間には「三尖弁・肺動脈弁・僧帽弁・大動脈弁」という4つの弁があります。この弁が硬く狭くなったり(狭窄)、上手く閉じなくなったり(閉鎖不全)することを弁膜症と言います。

弁膜症は、弁を交換する弁置換や、弁を修理する弁形成を行って治すことができます。

シャントとは透析治療を安定して行うために、動脈と静脈を直接つなぎ合わせることで、豊富な血流量を確保できる血管を指します。

このシャントが詰まり、透析治療ができなくなることをシャント不全といいます。
薬剤塗布型バルーンや人工血管を用いて、長い開存性を目標とした治療を行っています。

■頻脈性不整脈

頻脈性不整脈とは、脈が「速い」不整脈です。動悸やめまいなどを引き起こします。薬による治療や、心臓内の異常な電気回路を焼灼するカテーテルアブレーション治療が行われます。

■徐脈性不整脈

頻脈性不整脈とは、脈が「遅い」不整脈です。脳への血流が不足し、めまいやふらつき、失神などを引き起こします。治療にはペースメーカーが必要となる場合が多いです。

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