2024年4月より、新体制による心臓血管外科をスタートしました。
開始以来、心臓血管外科として胸部大血管や末梢血管に対し、医師2名体制で手術を行っております。24時間オンコールを基本とし、夜間での緊急手術にも対応しております。
また、周辺地域との差別化を図るためご紹介頂いた病院・診療所へ自院救急車によるお迎え体制も整えており、早急な対応を可能としております。
急性大動脈解離
大動脈解離が起こると、裂けて薄くなった大動脈が破裂したり、臓器の血流不足が引き起こされたりして、命に関わります。
スタンフォードA型
上行大動脈の解離

当院で緊急手術を行います。
スタンフォードB型
上行大動脈以外の解離

血圧コントロールを行い、急性期は保存的治療を行います。
狭心症
狭心症とは、血管のけいれんや動脈硬化などによって心臓に酸素や栄養を送っている血管が狭くなり、心筋へ十分な酸素が行き渡らなくなることで起こる病気です。冠動脈バイパス術により、治療を行います。
狭心症

心臓

心筋梗塞

胸部大動脈瘤破裂
膨らんだ大動脈瘤が限界を超えて裂けることが「大動脈瘤破裂」です。破れると大量出血がおこります。大動脈は太く流れも速いため、破裂すれば短時間で致命的な出血になり一瞬で命を脅かす非常に危険な状況を招きます。
■開腹手術時

■ステンドグラフト時

人工血管置換術


大動脈瘤を切除し人工血管に置き換える手術です。患者様の体への負担が大きい開胸手術が必要ですが、大動脈瘤を切除し人工血管に置き換えるため根治的な治療となります。
ステンドグラフト内挿術


カテーテルを用いて、人工血管にステントといわれるバネ状の金属を取り付けた「ステントグラフト」を大動脈瘤内に留置する手術です。身体への負担が少なく、術後の回復が早いのが特長です。
弁膜症
弁膜症を修復する手術には、形成術と置換術があります。形成術は自己の弁を温存し縫ったり繋いだりして修復する方法で、置換術は、弁を人工のものに置き換える方法です。
大動脈弁置換術
大動脈瘤を切除し人工血管に置き換える手術です。患者様の体への負担が大きい開胸手術が必要ですが、大動脈瘤を切除し人工血管に置き換えるため根治的な治療となります。
僧帽弁形成術
弁の一部を縫ったり、弁の形を整えたりして、弁を温存・修復する手術です。この手術は、合併症のリスクが少なく、心臓の機能をより長く保てる可能性があるのが特長です。
静脈瘤
静脈瘤の原因となる血管にカテーテルを挿入し、先端から熱(レーザーや高周波)を加えて血管を内側から焼き塞ぐ治療法です。
Closure Fast カテーテル
先端にある7cmの発熱コイル部が120℃に発熱する

疾患の一例

カテーテル焼灼
